
田西敏行は、弱小玩具メーカー・斎田産業で働く29歳のサラリーマン。仕事では、ガチャガチャの激戦区秋葉原を担当する。
そんな田西は、同僚で商品企画部のちはるに恋をしていた。
会社の飲み会で隣の席になり、ちはるとメールアドレスは交換出来たものの、どうアタックしてよいか分らない田西は、営業先で会った大手ライバルメーカー・マンモス社の青山に恋の相談を持ちかける。
イケメンで好青年の青山は、田西のフリをして、ちはるにメールを送り、2人は少しずつ距離を縮めていく。
「田西さんのこと好きになっちゃった・・・」
青山の手助けの甲斐あって、ちはるも不器用で真っすぐな田西に想いを寄せ始めていた。
そんなある日、仕事の帰りにちはると青山がデートしている現場を目撃してしまう。
田西の恋を応援していたはずの青山は、実は最初からちはるを狙っていたのだ。
しかもちはるは、新商品の企画を青山に流してしまい、それが大ヒットしたことにより、退社を余儀なくさせられていた。
そのことを知り愕然とする田西は、さらにちはるから青山の子供を妊娠した上に捨てられたことを打ち明けられる。
中絶手術の日、産婦人科の前に立ちすくむ田西としほの前に、青山の本命と名乗る女が金だけ持って現れた。
その冷淡で薄情なやり方に怒り狂った田西は、勢いにまかせて青山に戦いを申し込む。
「必ずぶん殴りに伺いますから!」
青山にそう啖呵を切ったものの、今までケンカなどしたことのない田西。付け焼刃ながら、ナマった身体を作り直し、青山との決着を付ける為、特訓の日々が始まった。
酔いどれの上司・鈴木さんからボクシングを教わり、唯一の切り札“サラリーマンアッパー”を伝授してもらう。
最初はバカにしていた社員たちも、田西の一途な想いと熱意に応援するようになる。
「タクシードライバー」のロバート・デ・ニーロさながらモヒカン頭にスーツ、ついにマンモスに殴り込む日がやってきた。
会社も周りも巻き込んで、男・田西の一世一代をかけた“戦い”が幕を開ける !














